Nike Man ～LL. Cool J のボディーを目指して～ Season5

■ SNSで話題に













　先月末、中国広東省の広州動物園を訪れた来園者が、13歳のホワイトライオン“阿杭（アハン）通称：ハンハン（Hang Hang）”の姿を写真に撮り「笑い過ぎて死にそう！　誰がカットしたんだ！」と中国のSNS「Weibo」に投稿したところ、ユニークな姿が大きな話題を呼んだそうです。
　コチラのハンハン、驚いたことに飼育員がカットしたのではなく、自然になったとのこと。どういうことなんでしょうか？


■ 自然が生み出したヘアカット？















　同園のスタッフいよりますと、決して意図的にやっておらず「自然とこうなった」と明かしているそうなんです。
　コチラの地域では、例年に比べて暑い夏を迎えており、先月の平均気温は32度ほどに達していました。
　ハンハンのたてがみが自然に伸びたことに加え、高湿度の条件が重なったことで長いたてがみが垂れ下がり、ハンハンが肉球を舐めて前髪を梳かすように自ら毛繕いをした結果、このような素敵なヘアスタイルが誕生したそうなんです！
　同園のスタッフは「これは単に自然の魔法です。私たちにライオンのたてがみをカットする勇気なんてありませんよ。と明かしております。
ボクは当初、麻酔銃で眠らせてからカットしたかと思いましたが、自然にこうなったというからビックリです。
　そもそも、雄ライオンのたてがみってどうなっていたっけと思って画像を見ますと、こんな感じ。















　そもそも前髪自体がなく、ハゲているというか額が見える状態なんですね。割と富士額のような感じ。
ハンハンの髪は、まるでバーコードヘアーのように後ろから前に持って来たんでしょうか？
　ちなみに、ライオンがいるアフリカはとても暑い場所ですが、なんで暑い場所にたてがみがあるかというとケンカした際首を噛まれないようにあるのと大きく見せるという２つの理由があると本で読んだことがあります。
　アフリカではなく中国に住んでいるということで、ファンファンのたてがみは、なんか進化したんでしょうか？



■ 齐刘海狮子见过没？广州动物园工作人员：它自己打理的，随风随性


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　それにしても、サラッサラに見えますよね？う～ん、ナゼなんでしょう？　
なんか、ハンハンの髪型を見てたら歌舞伎の髪型に見えてきました。


















　歌舞伎のことはよく知らなかったのですが、これは「連獅子」という親子の獅子を演じているようですね。白い髪が親で、赤い髪が子ども。獅子の子落としの伝承を再現しているのだとか。
　少し、横道に逸れましたがホワイトライオンについて調べてみました。


■ アルビノと白変種の違い











　真っ白い全身を持つ、ホワイトライオンやホワイトタイガーは、アルビノではなく白変種です。
　「アルビノ」とは、遺伝子情報の欠損によってメラニンが作れず色素が作れなくなった状態です。
一方、「白変種（リューシ）」は、隔世遺伝の結果、白い姿で産まれます。
　隔世遺伝というのは、何世代か前の特徴が強く出てしまう事で、いわゆる先祖返りという奴です。
　ホワイトライオンは、昔氷河期の時代の名残が現れてきた状態なんだそうです。
ネコでいいますと「シロネコ」のような扱いで別の種類になったわけではありません。
　アルビノは、色素が薄くなり目が違います。アルビノか白変種かかは、目で判断したりします。


■ アルビノと白変種の違い－雑学

■ アルビノとリューシ(白変種)の違い － トリビアとノウハウノート

■ 【奇跡の王者】ホワイトライオン画像＆豆知識集【赤ちゃん】－ onigiri まとめ













　白変種は、雪に覆われた環境ですと、有利ですが、その他の地域ですと色が目立ってしまうため敵にやられたり、または敵に感づかれ餌が取れにくかったりするそうで、生きるのも辛い状況のようです。
　ハンハンは、真っ白なホワイトというより、オリジナルのライオンより若干白っぽいという感じですね。
白だけが生き残っていくには、動物園などで人工的に増やさないかぎり、かなりの確率で奇蹟に近いようです。
　色々、調べてみると知らないことだらけですね。

■ ホワイトライオンの神秘！生まれる確率や遺伝子,生態とは？ － ネコホスピタル