2022年05月13日
国別「平均身長ランキング」 なぜ身長に差が生まれるのか?

こんばんは、Nike Man です。
日本人は小さいというイメージがありよく言われることでもありますが、半面、そうでもない…という話もよく聞きます。
世界的には実際にはどのくらいなのか、分かりやすく示した動画をご紹介いたします。
■ Average Human Height by Country (2021) | Height Comparison Worldwide 3D
■ どうして地域によって身長差が違うのか?

どうして、住む地域によって身長に差があるのでしょうか?
端的に申し上げますと、それは住む場所の気候すなわち、温度に関係しております。
例えば、日本国内においても、ボクが住んでいる沖縄県は暖かい地方なので、身長が全国一低い県になっています。
一方、背の高い人(これは高校生を対象としたデータですが)を見ると、寒い地方が多くなっています。
くわしくはコチラへ ↓
■ 身長は寒い地域の方が伸びる?沖縄よりも石川の方が背が高い - 東京神田整形外科クリニック
■ ベルクマンの法則

ベルクマンの法則というのは、ドイツの生物学者、クリスティアン・ベルクマンという方が1847年に発表された法則で、動物は寒い所にいると体を大きくしようとする働きがある、という風に発表された内容となっております。
ベルクマンの法則は体温維持のために体重当たりの体表面積が重要な意味を持っており、体重当たりの体表面積を小さくするということが目的になっています。
寒い地域でも体温をしっかり保つ時は、身長が高い方が保てるという内容になります。
例えばクマも南の方のクマと、北極の方のクマだと、寒い地域のクマの方が大きいというデータもあったりとか、人間だけでなく動物全体が寒い地域の方が体が大きいと言われています。

東南アジアに生息するマレーグマは140cm程度、北海道を中心に生息しているヒグマが200cm、ホッキョクグマが250cmと、寒い地域にいくほど、同じ種の動物でも平均サイズが大きくなっていることがわかります。
■ 恒温動物は体を大きくすることで熱を維持する

人は、自分の体内で熱を発生させて一定の体温を保つ「恒温動物」です。そのため、寒い地方ではいかに体温を維持できるかが生存の鍵となります。体重を増やし、体つきを大きくすることで、体内でより多くの熱を発生させることができるのです。
体を大きくすると、その分、熱を逃がす表面積も広くなるように思いますが、同じ体の大きさを基準に考えた時、体重は体格に対して3乗、表面積は2乗という対比の基準があるのです。つまり、体が大きい方が、体重あたりの表面積は小さくなるのです。そのため、寒い地方に生息している動物はなるべく体を大きく成長させるように進化しました。
対して、赤道付近に住む生物は熱を放出させることに重きを置いた進化をしています。人類でも、南の島に住む人たちは身長が低いというイメージがあるかもしれませんが、耳や足、尾など、体温を逃がす部分は大きくなるということで、これは温暖な地域の生物の特徴といえるのです。
■ 国内だけでも見られる地域と身長の関係

この「ベルクマンの法則」に似たものに、「アレンの法則」というものがあります。同じ種の個体でも、地域によって体格や成長に差があるというものです。先ほど紹介した、沖縄と石川県の身長差の違いなどがそうですね。
お相撲さんなども、北海道とか寒い地方の方が身長も高いですよね。
いかがでしたか?寒い地方に住めば、身長が高くなりそうですが、そんなすぐには伸びない気もしますが、長い間作られた遺伝などもあるかもしれませんね。
■ 寒い地域ほど「平均身長が高い」ってホント?-テンミニッツTV
Posted by Nike Man5 at 17:09│Comments(0)
│おもしろ情報