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2022年04月16日

ベトナムでは「仏の耳」が流行中! 弥勒菩薩について

ベトナムでは「仏の耳」が流行中! 弥勒菩薩について












 こんばんは、Nike Man です。😀

 日本では、耳たぶが大きく肉厚な耳を「福耳」と呼び、金運や福運に恵まれる言われていますが、ベトナムでも同じ様です。
 仏像の多くが福耳であることから、ベトナムでは、耳たぶにヒアルロン酸を注入して、弥勒菩薩(みろくぼさつ)のようにふくよかで垂れ下げる耳にするプチ整形が男性の間で流行中だそうです。


■ ヒアルロン酸注入で人工的に「弥勒菩薩の耳」に

ベトナムでは「仏の耳」が流行中! 弥勒菩薩について











 弥勒菩薩(みろくぼさつ)は、はふくよかで長い耳(福耳)を持っており、富や幸運の象徴とされています。
 『Vietnam net』によりますと、それにあやかろうと、ベトナムの男性の間では、最近耳たぶにヒアルロン酸を注入して福耳にする美容整形が流行しているそうです。

ベトナムでは「仏の耳」が流行中! 弥勒菩薩について











 ベトナムにある複数の美容整形院では、ネット上に多くの広告を掲載しており、連日多くの顧客が施術に訪れているそうですが、その多くが30歳以上の男性なんだとか。ベトナムも中国などの影響で、風水などを信じている人たちも多いようです。宗教的にも近い物があるんでしょうね。
 施術時間は、15~20分程度。長期的な副作用はなく数か月でヒアルロン酸は分解されていくため、比較的安全だと言われています。


■ トラブルになったケースも

ベトナムでは「仏の耳」が流行中! 弥勒菩薩について










 中には、その費用と手間を省こうと、ネットなどで安い福耳用フィラーを入手し、自分で注入してしまう人も少なくないそうです。また、流行に便乗した医師でない業者による施術も問題となっています。
 ホーチミンでは、男性が「仕事上仕方なく」耳たぶ施術をして炎症を起こし、肉芽組織を切除しなければならなくなった症例報告がされています。

 こうした失敗によって、耳たぶ再建のために外科手術を余儀なくされるという事例も少なくないことから、医師らはネットの広告を鵜呑みにするのではなく、必ず専門家のもとで施術を受けるようにと警告を促しています。


■ 「仏の耳」がベトナムで流行中。耳たぶにヒアルロン酸を注入する男性が続出 - exciteニュース



■ 弥勒菩薩について

ベトナムでは「仏の耳」が流行中! 弥勒菩薩について



















 弥勒菩薩(みろくぼさつ)について、名前は聞いたことがありますが、詳しいことが分からなかったので調べてみますと、おもしろかったのでご紹介いたします。


■ 沖縄にも伝わるミルク信仰

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 琉球文化圏では、土着のニライ・カナイ信仰と結びつき、「ミルク」 と呼ばれ、五穀豊穣や村民の幸せ・村落の繁栄を運んでくる神として信仰されています。
 祭りにミルクが現れる事例は、北は伊平屋島から南は与那国島まで、現在の沖縄県内に広く分布しておりますが、本島南部と八重山諸島に集中しているそうです。

■ 沖縄におけるミルク信仰の現状 : 首里赤田町を事例に - CiNii論文



■ あともう少しで如来に、しかし・・・

ベトナムでは「仏の耳」が流行中! 弥勒菩薩について




















 弥勒菩薩(みろくぼさつ)は、右足を左足に乗せ、少し考えるポーズをしていて「仏像界の考える人」みたいな特徴的なポーズをしています。
「菩薩(ぼさつ)」というのは、仏のさとりを得ようと努力している人のことを言います。
 さとりを開くには、52以上のレベルを学ばなければなりません。さとりレベル52以上になりますと、「如来(にょらい)」と呼ばれます。
 
ベトナムでは「仏の耳」が流行中! 弥勒菩薩について












 ↑ 最高レベルの釈迦(ブッダ)。


釈迦(ブッダ)も、修行をしている時は菩薩でしたが、悟りを得て仏陀(ブッダ)となりました。
釈迦(しゃか)が生きている時に、あともう少しでキミは最高位の「仏覚(ぶっかく)だね。」と言われました。「仏覚」または「無上覚(むじょうかく)」と呼ばれ、もうこれ以上上がなくなると如来になれます。
 弥勒(みろく)は、現在51段のレベルなのですが、あと1段レベルアップするのに5億7千6百年かかります。
えっ?(その細かい説明は、あとにします。)

ベトナムでは「仏の耳」が流行中! 弥勒菩薩について





 「頭のよいことにかけては、この人の右に出る者はない」と、親鸞聖人がおっしゃる中国の天台(てんだい)も、臨終に弟子から「師はどれほどさとられましたか」と聞かれ、「9段目までであった」と告白しています。

 面壁(めんぺき)九年と言われ、壁に向かって九年間座禅し続け、ついには手足が腐ってしまった達磨大師(だるまだいし)もさとりの52位の中の30段そこそこであったといわれます。


 51段までさとった弥勒菩薩が、いかに優れた菩薩か、お分かりになると思います。
今日も、弥勒信仰といって、弥勒に助けてもらおうと朝晩手を合わせ、給仕している人も少なくありません。


■ 弥勒菩薩の世界観

ベトナムでは「仏の耳」が流行中! 弥勒菩薩について









 最後のレベルアップに向けて日々精進している弥勒菩薩。
 一体どこにいるかと言うと、兜率天(とそつてん)と言う場所に住んでいると言われています。
仏教の世界観は、倶舎論(くしゃろん)と言う本に書き記されているのですが、その本によれば、世界は上の図のようになっています。
 真ん中に、須弥山(しゅみせん)という高い山がそびえ立っていて、東西南北に大きな島が浮かんでいます。
私たち人間が住んでいるのは、南の島である贍部洲(せんぶしゅう)と言う島。
 そして真ん中にそびえ立つ須弥山は、天部(てんぶ)と呼ばれる神様的存在の人々が住んでいる場所。守護神で有名な四天王もここに住んで、須弥山を守っています。
 兜率天(とそつてん)はどこにあるのかと言うと、須弥山のさらに上の天空の世界に存在すると言われています。そんな設定のため、上図には載っていません。

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 ちなみに、「金輪際(こんりんざい)」というのがあります。聞いたことがありますね。私達から見て、金輪は「地の底」にあります。
更に、金輪と水輪の境目である「金輪際(こんりんざい)」までは、はるかなる底となります。
そこから、金輪際(こんりんざい)は、「物事の極限」を意味するようになったようです。現在では、打ち消しの言葉と共に「決して」「断じて」の意味で使われています。


■ なぜ、56億7千万年なのか?

ベトナムでは「仏の耳」が流行中! 弥勒菩薩について

















 兜率天(とそつてん)の1日は、人間世界の400年に相当する設定になってるそうです。
 ですから、兜率天(とそつてん)に住む弥勒菩薩が、一歳年をとる間に人間世界では、400年×365=146,000年も経過するわけです!!人間から見れば弥勒菩薩は超長生きですね。

 仏教の世界では、さとりを全く開いていないゼロの状態から、52段の仏のさとりを開くまでに、三阿僧祇劫(さんあそうぎこう)の修業が必要とされています。一劫は、4億3200万年、阿僧祇(あそうぎ)は10の56乗のことです。三阿僧祇劫(さんあそうぎこう)はその3倍です。つまり、56億7千万年後ということになります。
 56億7千万年後、弥勒菩薩が再び人間界に舞い降り、人々を救うとされている未来の世を「弥勒の世(みろくのよ)」といいます。
 沖縄では「弥勒世(ミルクユー)」とは、「豊年・理想的な世界」を意味し、「弥勒世果報(ミルクユガフー)」とも言われています。


■ 簡単にわかりやすく!誰でもわかる弥勒菩薩【仏教における救世主的存在】-まれなきドットコム

■ 沖縄県西原町|棚原の弥勒(ミルク) - 西原町



 いかがでしたか?ベトナムの「弥勒菩薩の耳」の話題から、弥勒菩薩の話へとなりましたが・・。
本当は、耳の観相なども載せたかったのですが長くなるので、このへんで。
 また機会がありましたら、耳についても調べてみたいと思います。



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