2022年03月30日
いざという時にコンパスとして使えるイギリス空軍の軍服のボタン

こんばんは、Nike Man です。
第二次世界大戦時に着用されていた、イギリス空軍(王立空軍)兵士の軍服には知恵と工夫がこらされていました。
軍服のボタンを2つ重ね合わせますと、なんとコンパスの代わりに使用できるのです!
敵に襲撃され、どこにいるのかわからなくなってしまっても、これで方角を知ることができるんですねぇ~。

イギリス空軍の軍服に隠された秘密のボタンジャーナリストで、twitterユーザーのサティヤ・プラカシュ・バルティさん(@Satyalivelko)の妻の祖父は第二次世界大戦時、イギリス空軍(英国王軍:RAF)の兵士だったそうです。
当時、イギリス空軍が着用していた軍服のボタンは、2つ組み合わせるとコンパス(方位磁針)になるそうです。
バルティさんは、義理の祖父のボタンを実際に組み合わせて作動させた動画をTwitterに公開しました。

もし敵からの襲撃を受け、方向が分からなくなってしまった場合にもボタンを組み合わせることで、東西南北の位置を知ることができます。
実際に、バルティさんの義理の祖父もそうして使っていたそうです。第二次世界大戦中に使用されていた1940年代、イギリス空軍は放射線ルミネッセンス(radioluminescent)を利用したコンパスになるボタンを利用していました。
それは、軍服のズボンの前開きのところについており、2つの別々のボタンを組み合わせることで作動します。

下側のボタンには真ん中に小さな針があり、上に突き出ています。
針のついたボタンの上にボタンを重ねてバランスを取ります。上のボタンは、地球の磁場で回転し、2つのドット(右上の写真で右上隅)が北を示すようになり、1つのドットは南を指します。

今からおよそ80年前のコンパスが正常に作動するのもすごいですし、軍服に工夫が凝らされているのもすごいですね。
このちょっとしたトリビアが話題となって、107万回以上再生されました。
■ WWII buttons
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Posted by Nike Man5 at 17:36│Comments(0)
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