こんばんは、Nike Man です。
この話は、感動して涙が流れ落ちましたねぇ~。
生活が苦しかった子供時代を過ごした人の中には、家族が生き延びていくために親が大切にしているものを売るのを目にすることもあったかもしれません。
アメリカ・ミシシッピ州に住むある父親は、家族を助けるためにとても大切にしていた宝物を手放しました。
それがどれほど辛かったかは、幼い少女にも理解できました。30年後、大人になった娘は父親が当時手放した宝物を見つけて購入しました。
それを去年のクリスマスプレゼントに渡したところ、父は涙を目に浮かべて感動したそうです。
■ 宝物のコレクターズ・アイテムを30年前に手放した父親
テネシー州ナッシュビルに住むリンジー・ムーアさんは、7歳のときに父親のテッドさんが家族を養うために宝物にしていたコレクターズ・アイテムを売った日のことを鮮明に覚えていました。
それは、ダン・マリーノ元選手がNFL(プロアメリカンフットボールリーグ)チーム「マイアミ・ドルフィンズ」に入団した最初のシーズンのルーキーカードで、トレーディングカードの中で最も価値が高いとされるものでした。
リンジーさんの記憶では、そのルーキーカードは父親の大事な宝物だったのですが、父親が自分と弟を置いて1人で書店に入ったのをリンジーさんは見ていました。
自分たちのために、お父さんは一番大事にしている物を売ったんだ…その思いはリンジーさんの中から30年間消えることはありませんでした。
■ サプライズでルーキーカードをクリスマスにプレゼント
去年の11月、リンジーさんは父親へのとっておきのクリスマスプレゼントを思い付きました。
30年前にテッドさんが手放したあのルーキーカードを見つけて、もう一度父に返そうと思ったのです。
そして、テッドさんの宝物を見つけることに成功し、クリスマスにサプライズでプレゼントしました。
そのときの光景がシェアされたTikTokの動画では、リンジーさんの父親がクリスマス・バッグを手にし、カードを読もうとしています。
ですが、文字が小さかったのか「読めないよ」と言ったため、隣に座るリンジーさんの母親が代わりに読み上げました。
あのとき、私たち家族にはじゅうぶんなお金がなかった。だからお父さんは一番大事なものを売りました。
私はあなたの家族への献身的な愛を感じました。そして、将来自分の家族が何も困らないように必要なことは何でもしなくちゃならないということを教えられました。
あの瞬間、お父さんが余分な現金を持って車に戻ってきたとき、私の7歳の心はいつかお父さんにカードを買い戻したいと決定したのです。
お父さんは私により大きな善の価値を教えてくれました。以来、この教訓は私の胸にこびりついています。
■ 娘の愛情あふれる言葉とプレゼントに涙する父
7歳のリンジーさんは、子供ながらに「いつかお父さんに恩返しをしたい」と思ってました。
その思いは30年間抱き続けられてきました。そしてついに去年、リンジーさんはテッドさんのシークレット・サンタになりました。
「お父さん、私たちは当時の恩を完全に返すことは決してできないでしょう。
でも7歳の私は、自分自身と交わした約束をついに果たすことができたと、とても喜んでいると思います。本当にありがとう。」
リンジーさんの感謝が綴られた言葉を読み上げられたテッドさんは、胸が熱くなったようです。
眼鏡をはずして、浮かぶ涙をぬぐう姿が動画に映し出されています。
■ Daughter Gifts Dad Prized Trading Card He Sold 30 Years Ago
ちなみに、ダン・マリーノ元選手の1984年のルーキーカードは非常にすぐれた状態でオークションサイトeBayに出品されていて、現在3万ドル(約430万円)の値がついているそうです。
■ Daughter Surprises Dad by Buying Back Football Card He Sold 30 Years Ago-People