みんなが知っている「サランラップ」の名前の由来が面白い
こんばんは、Nike Man です。
みなさん誰もが知っていると思われる「サランラップ」。
でも、その名前の由来についてはほとんどの方が知らないかと思います。ボクもそうでした。
今日は、みなさんにもサランラップの名前の由来を知ってもらおうと思い、記事にしました。
「ラジオ関西トピックス ラジトピ」から記事をご紹介いたします。
ほとんどの人がお世話になったことがあるであろうサランラップ。「ラップ」は英語のwrap(包む、くるむ)から来ているのだろうということは推測できますが、「サラン」とはなんなのでしょうか。サランラップを販売している旭化成ホームプロダクツの片山さんに聞いてみました。
↑ ベークライト板
20世紀初頭に世界初の合成樹脂である「
ベークライト」が誕生し、以来アメリカでは合成樹脂の研究を熱心に進めていたそうです。
その研究により「
ポリ塩化ビニリデン」という合成樹脂が誕生し、アメリカはこれを戦争に活用しました。
蚊から身を守るための蚊帳や、ジャングルを行進する兵士を水虫から守る靴の中敷きなどに利用されました。
1940年代に入って戦争が終わり、フィルムに様々な改良がなされましたが、ナチュラルチーズを包装する以外に用途が見つかりませんでした。
1940年代後半のある日、フィルム製造メーカーの職長を務めていたラドウィック、アイアンズの二人は、妻をともなって近所の人々とピクニックに出かけました。ラドウィックの奥さんはそのピクニックに、たまたま夫が会社で作っていたフィルムにレタスを包んで持っていきました。
すると「このラップとてもきれい。どこで手に入れたの?」「私も欲しい。どこで売っているの?」と大変な評判に。
そこでラドウィック、アイアンズの二人は驚き、早速、翌日に上司へ報告。すぐに会社を設立して開発に着手し、ダウケミカル社から取り寄せた樹脂のロールを紙管に巻き付けて箱詰めし、サランラップ第1号が完成したそうです。
完成すると近郊の都市でも試験的に販売され、結果は上々。名前はラドウィック、アイアンズの二人の妻サラ(Sarah)とアン(Ann)にちなんで「サランラップ」と決定されたそうです。
調査の結果、サランラップは、愛する妻の名前からつけられたということがわかりました。サラとアン、二人の妻たちは夫の愛にしっかりと“包まれて”いたようです。
ということでみなさん、「サランラップ」の「サラン」は、なんと「サラ」と「アン」という奥様方の名前から取ったものでした!
いかがでしたか?意外でしたよね?ボクは何となく、「A&W」を思い出してしまいました。
ちなみに、「A&W」は創業者であるロイ・アレン(Roy Allen)フランク・ライト(Frank Wright)の2人のファミリーネームの頭文字に由来しています。
■ A&Wの歴史 | A&W沖縄
■ 「サランラップ」の「サラン」、実は「2人の妻の名前」だった 意外な歴史に驚きを隠せない! - ラジオ関西トピックス ラジトピ
■ 「サランラップ」の歴史と名前の由来は? よくあるご質問 - 旭化成ホームプロダクツ
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