お腹周りの脂肪が落ちにくいのは アレをすることで逆に脂肪を貯めていた!

Nike Man5

2021年03月08日 17:14












 こんばんは、Nike Man です。

 リモートワークや外出自粛で家にいる時間が増えますと、ついつい食べ過ぎてしまい余計な脂肪がぽってりついてしまった人もいるのではないでしょうか。

 特に、お腹まわりはわかりやすく脂肪がつきやすくなります。
 膨らんだお腹をヘコませるために食事制限をするものの、思ったほど効果がでないことも多いのも事実。
 お腹についたお肉は、なぜこうも落ちにくいのでしょうか?その理由が明らかになりました。
 オーストラリア・シドニー大学の研究グループによりますと、ダイエットの気配を感じたお腹の脂肪が「保存モード」に切り替わってしまうのだそうです。
 つまり、食事の量を減らしたり、絶食をすることで、脂肪が守りに入り、脂肪を溜め込む力が通常時よりもアップするのだそうです。


■ 代謝経路に重要な役割を果たすタンパク質を徹底解析














 タンパク質は、細胞の代謝において大きな役割を担っており、生物には欠かすことができない物質です。この、タンパク質の構造と機能を網羅的に研究する比較的新しい分野のことを「プロテオーム解析(プロテオミクス)」といいます。

 『Cell Reports』(3月2日付)に掲載された研究では、1日おきにマウスを絶食させ、プロテオミクスを通じて体の各部位についている脂肪がどのように反応するのか調査されております。


■ 食事を制限すると内蔵脂肪が守りに入る











 ダイエットをしたことがあるという方は、必ずと言っていいほど、ご飯を食べないで我慢するという「絶食」をしたことがあるのではないでしょうか?
 ずっと何も食べないでいますと、脂肪組織から脂肪酸分子が放出され、これが体のエネルギーとなります。だからこそ、ダイエットをすればヤセるわけですが、今回の研究では、お腹周りの内臓脂肪がこうした脂肪酸放出に抵抗するようになることが判明してしまいました。











 それどころか、内臓脂肪と皮下脂肪のエネルギーを蓄える力、つまり脂肪を溜め込む力までアップした兆候もうかがえたそうなんです。どうやら、次の絶食が始まる前に、脂肪の蓄えをすばやく再構築していると思われるそうです。


■ 絶食の繰り返しは逆効果












 研究グループの1人、マーク・ラランス博士は、繰り返し絶食を行うことで、内臓脂肪に備わっている保存シグナル経路の発動スイッチが入っている可能性があると説明しています。

 「内臓脂肪は、繰り返される絶食に適応して、保存されているエネルギーを守ろうとしているようです。こうした適応が、しばらくダイエットをすると内臓脂肪が減りにくくなる理由かもしれません。」

 おそらく、長い進化によって獲得された生き抜くためのメカニズムなのでしょう。











 動物は冬場、脂肪を蓄え込むと言われておりますから、冬がヤセづらく感じるのももしかしたら似たようなメカニズムが働いているのかもしれません。

 ということで、無理な絶食をするよりも、少しずつ食事の量を減らし運動をするという、基本的なやり方にした方がどうやらよさそうです。


■ Researchers Find Belly Fat Is Resistant to Intermittent Fasting – “The Location Makes a Big Difference” - Sci Tech Daily


 コチラの記事↓ もどうぞ

■ 医師が警告!「内臓脂肪」に潜む怖い病気リスク - 東洋経済ONLINE







関連記事