■ 産地は伊豆
その名は「タカアシガニ」。名前は聞いたことがありますね。
でも、世界一だとは思いませんでした。
英語では(Japanse)spider crabというそうです。
昔は、水揚げされても見向きもされていなかったようです。もったいないですね。
Wikipedia によりますと、生息域は岩手県から九州までの太平洋岸だそうです。イメージとしては、てっきり北海道だと思っておりましたが、名産地としては、静岡県の
戸田漁港が有名どころらしいです。
■ 両手を広げると人間よりも大きい
大きさなのですが、オスが両手を広げるとなんと、3.8メートルにもなるようです!
甲羅は最大で、40センチ、体重は最大で19キロに達するとか。
スゴイですね。
日本固有種かと思われていましたが、1989年に台湾の東方沖で見つかっているそうです。ということは、沖縄にもいるのでしょうか?
水深 200~300メートルあたりに多くいるそうです。
また、生きた化石と呼ばれカニの中では古い時代からいて、化石が4種類見つかっているそうです。そのうち日本国内が2種類、アメリカワシントン州に2種類見つかっているとか。
■ 世界最大?4メートルのカニ オランダ
コチラは、2010年8月4日AFP通信がお伝えしたカニの写真です。
前年に太平洋で捕獲された全長約4メートルの巨大タカアシガニが3日、オランダ・ハーグ近郊の水族館「シーライフ・スヘーベニンゲン」に移送された。「Crabzilla」というニックネームのついたこのタカアシガニは、推定40歳。世界最大のタカアシガニと見られている。ということです。
■ 世界最大か、4メートルのタカアシガニ オランダ-MODE PRESS
■ お味のほうは?
先ほどお伝えいたしましたが、昔は見向きもされていなかったそうです。
なぜなら、水揚げして放置すると身が溶けて液体化してしまうため、扱いが難しかったというのが理由です。
しかしながら、戸田漁港では1960年頃、地元旅館主人が「タカアシガニ料理」を始めたとされ、今日では漁獲される地元の名物料理の一つになっているとか。
味は、水っぽく大味で産地以外では食材としての評価は低いようです。メスの方が美味しいという話もあるようですが、巨体の割にはあまり肉が多くないのだとか。
ということで、産地で取れたてのものはまだ食べられるという感じなんでしょうか。食べてみたいですね。
■ The Giant Japanese Spider Crab