「リアルわらしべ長者」が、1本のヘアピンから“一軒家”を手に入れるまで

Nike Man5

2022年01月14日 17:02









 こんばんは、Nike Man です。

 このニュースをすでにご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、「イヤ、全然知らないです」という方もいらっしゃるかと思いますので、ご紹介いたします。
 2020年5月、新型コロナウイルスによるロックダウン中に、一人の女性がある野望に向かって行動を開始しました。1本のヘアピンからスタートした彼女の物々交換が、果たしてどこまでたどり着けるかというチャレンジです。

■ 28回目の交換で夢、叶う







↑ 赤いクリップから家を手に入れたカイル・マクドナルドさん。


 血と汗と涙のにじむような1年半の努力の末、デミ・スキッパーさんは、たった1本のヘアピンから物々交換を重ね、家を手に入れることに成功いたしました。

彼女がこのプロジェクトを始めたのは、2006年に赤いクリップ1つから物々交換を重ね、最終的に一軒家を手に入れたカイル・マクドナルドさんに影響を受けてのことでした。
 2021年の5月に取材した当時、スキッパーさんは、夏の終わりまでに目標を達成したいと考えていました。







 1本のヘアピンがイヤリングになり、イヤリングがマルガリータグラスになり……












 希望の時期よりも遅れることわずか数ヵ月、29歳のスキッパーさんは、テネシー州ナッシュビル近郊の小さな家の鍵を渡されました。住宅ローンも手数料も発生しません。それどころか、これまでに1銭も費やしていません(交換した物の送料を除いては)。

 広い庭を備えた、小ぢんまりとした「ぼろ家」であるこの家は、スキッパーさんが2020年5月にこのチャレンジを始めてから28回目の交換で手に入れたものです。










送金アプリ「Cash App」の運営会社でフルタイムのプロダクトマネジャーを務めているスキッパーさんは、ロックダウン期間中にこのわらしべ長者の旅に乗り出し、TikTokでその模様を報告するようになりました。当時のフォロワー数は、0人でした。











  「そんなことはできっこないと言ってくるネガティブな人が本当に多かったです。でも家がもらえるなら、5年かけてもこのチャレンジをやるつもりでした」と、彼女は明るく笑って言います。

「朝起きたとき、『これって現実なの?』と思います。自分の家があるんです。しかもヘアピン1本から交換していってたどり着いたのですから!」




■ From a hairpin to house: how one woman is using TikTok to trade up




■ How A TikToker Traded Up From A Bobby Pin To A New House



■ 「リアルわらしべ長者」が、1本のヘアピンから“一軒家”を手に入れるまで - COURRIER JAPAN
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