中国が「人工太陽」を打ち上げ世界樹立！本物の５倍を越える熱量

　こんばんは、Nike Man です。

　中国科学院のプラズマ物理学研究所の研究者たちが、1兆ドル以上の費用をかけ「トカマク型核融合エネルギー実験炉（EAST）」で、太陽の5倍の70,000,000℃の高温を17分以上稼働し持続するという新記録を打ち立てたようです。

　それ程スゴイ熱量の物を打ち上げると、地球温暖化が加速しそうなんですけど、どういうことなんでしょうねぇ？

■ 7000万℃の人工太陽










　太陽の表面温度は約6,000℃。内側ほど高くなり、中心部は約1,600万℃にもなります。そんな太陽のエネルギー量をはるかにしのぐ「人工太陽」が、中国で開発されています。
中国国営メディアである新華社通信は、「人工太陽」の異名を持つ中国のトカマク型核融合エネルギー実験炉「EAST」が、世界記録を打ち立てたと報じました。
太陽の5倍の熱量に達し、約17分間稼働し続けた後、7,000万℃の温度を保っていたことが分かったのです。これは、温度と持続時間における新記録となります。


■ クリーンエネルギーを無限生産










　人工太陽の主目的は、太陽から起きる自然反応を地球上で人工的に起こし、クリーンエネルギーを無限に生産することです。
　このプロセスは、化石燃料や有害廃棄物を残さないため環境に非常に優しく、環境被害のリスクはきわめて低いと、物理学者も主張しています。

　これは中国に限らず、核融合炉を抱える各国が掲げている理念でもありますが、何十年も研究が続いているにもかかわらず、長い道のりとされていました。そこに今、中国が希望を見出しています。




■ 人工太陽開発は世界規模












　中国の核融合炉チームは他にも、フランスのマルセイユで建設中の核融合炉メガプロジェクトにも技術提供をする予定です。
また、国際協力によって核融合エネルギーの実現性を研究する核融合実験炉「ITER」は、完成すれば世界最大の原子炉になります。中国を筆頭に、世界の人工太陽開発の今後に注目です。





■ China Launches $1 Trillion Artificial Sun That Burns 5 Times Hotter Than The Sun!




■ China switches on 'artificial Sun' that burns five times hotter than the real sun



■ 中国の「人工太陽」が世界新記録を樹立　本物の5倍超える熱量に到達－Sirabeeリサーチ

■ 中国で「人工太陽」の新たな実験始まる－Yahooニュース

■ 「中国の人工太陽」がプラズマ温度と持続時間で世界新記録 —— 核融合発電の重要なマイルストーン fabcross